2008-01-01から1年間の記事一覧

モナドを勉強してみたので、オブジェクトっぽいのを作ってみた。

社内勉強会でHaskellを細々とやっているんだけれど、やっとこさウワサのモナドの章が終了。使用している本はふつうのHaskellプログラミングです。そこで、「モナドを使うと参照透明性を保って擬似的に状態をプログラミングできるっぽい」というモナドの気持…

Just do it. 〜答えはそこにある。いやそこにしかない〜

デブサミ2008感想です。すみません、特定の講演の感想ではないです・・・・僕は今回は今僕が最も興味があることの一つである「アジャイル」に関する公演をメインに聞いた。仕事で関さんの講演が聴けなかったのが残念だが、朝一の平なべさんのと、片山さんの…

Melted Brainの作り方

デブサミ2008の平鍋さんの講演でメアリーポペンディックさんの本からの引用で「Melted Brain」という話があった。「ビジネス的な事」と「技術的な事」。これらは基本的にとても性質の違うもので、専門家も別々の場合が多い。しかしながら、ソフトウェア開発…

マインドはプロセスを生み、プロセスはマインドを育てる。〜マナーとルールに見る関連性〜

最近、アジャイルマインドという言葉をよく目にする。 そしてマインドと対極的な位置にあるのがプロセスやプロトコルという言葉じゃないだろうか。最近マナーとルールについての興味深い記事があった。これはマインドとプロセス(プロトコル)にそのまま当て…

The Core Protocols 〜チームワークの最強兵器〜

2008年のオブジェクトの広場にて、先日日本語訳で貢献することができたJim McCarthyのCoreProtocols V3の紹介記事を寄稿しました。今回のキーワードは 「チームワーク」。 よく耳にする言葉ですよね。 そして、この「チームワーク」の力を実感している人も多…

「論理哲学論考」におけるオブジェクト指向

最近、 野矢茂樹『ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む』 を読んでいて、とてもオブジェクト指向的な考え方を垣間見たのでここにまとめておく。 二.〇二三一 対象を捉えるたえめに、たしかに私はその外的な性質をとらえる必要はない。しかし、その内…

フロントローディングについて雑記

最近、僕の読んでいるブログに 「ソフトウェア開発におけるフロントローディング」 という話がよく出てくる。 フロントローディングは製造業の言葉で、製造の段階で見つかるミスをできる限り少なくするために、できる限り設計段階で作りこんでおこうというも…

The Core Protocols V3.01 日本語版

以前、平鍋さんの記事で紹介されていたJim McCarthy氏のThe Core Protocols V.3.01。本家でも翻訳版を募集していたので、翻訳を行いました。The Core Protocols V.3.03(原文) http://www.mccarthyshow.com/wp-content/uploads/2011/02/The+Core+Protocols+3.…